今回は、「ガバナンス」について理解が深まった本を紹介します。文献はこちらです。
「ガバナンスの課題」 岩崎正洋 編 東海大学出版会 2005/3/31
この本では、日本で起きている現実の事象を「ガバナンス」として捉えることで、その事象について深く考察しています。「ガバナンス」について書いている本はたくさんありますが、この本のように現実の事象を「ガバナンス」として捉えているものも結構あるのではないでしょうか。
日本のガバナンスについて考える、がこの本の大きなテーマで、日本のガバナンスにはどんな課題や問題点があるのか、を現実の事象に沿って紹介しています。
例えば、「少子化社会とガバナンス」「地方行革とガバナンス」など、いくつかの具体的な事例を紹介してそれぞれについて、どのようなアクターが関与しているのか、や個々の政策をめぐるガバナンスの課題は何か、といったトピックをとりあげています。
8つほど事例が挙げられていて、実はそれぞれ執筆者が違います。8人の執筆者が、8つのトピックについて自分なりの「ガバナンス」に当てはめながら考察しています。
この本を読んで感じたことは、その8人がそれぞれに考えている「ガバナンス」の定義が微妙に違う、ということでした。
もちろん共通点や似ているところもありました。でも、やはり「ガバナンス」についての見解はその人によって違うんだな、ということを再確認できた気がしました。
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